令和5年分の申告書等の作成方法(給与所得あり、株式譲渡益あり、ふるさと納税あり)

目次

確定申告のイメージ

確定申告2024年度のポイント要約

2024年の確定申告では、いくつかの変更が行われています。特に注目すべきは、マイナポータルの連携拡大やインボイス制度の導入などです。また、確定申告書の様式も一部変更され、よりシンプルで理解しやすい内容になっています。変更点に適切に対応することで、スムーズな確定申告が可能です。

また、スマホでの確定申告がさらに推進されていることは、現代のライフスタイルに非常に合っています。確定申告ソフトやアプリを使うと、以前よりもずっと手軽に確定申告ができるようになっています。

会社員で株式やFXの取引を行い、さらにふるさと納税を活用している方々に向けの、確定申告の手順について解説していきます。

準備するもの:

  1. スマートフォン: 確定申告用アプリケーションを利用します。
  2. マイナンバーカード: 本人確認および各種手続きに必要です。
  3. 源泉徴収票: 年間の給与所得情報が記載されています。
  4. 寄付金受領証明書: ふるさと納税等の寄付金の証明です。
  5. 期間損益報告書・特定口座年間取引報告書: 株式等の取引結果を示します。
  6. マイナポータルアプリ: スマートフォンにインストールしておきます。

確定申告の詳細な手順:

  1. 国税庁の確定申告書作成コーナーにアクセスし、「作成開始」をクリックして手続きを開始します。
  2. 国税庁確定申告書作成コーナー

    e-Taxでの手続きの開始:

  3. スマートフォンを使用して、「e-Tax」をクリックします。
  4. e-Taxアプリ
  5. 「令和5年分の申告書等の作成」をクリックし、次に「所得税」をクリックします。
  6. 令和5年分の申告書作成ページ

    マイナポータルとの連携選択:

  7. 「マイナポータルと連携しない」を選択します。
  8. マイナポータル連携選択
  9. QRコードが表示されるのでマイナポータルアプリで読み込みます。
  10. QRコード読み込み
  11. 読み込み成功するとこの画面になります。次へをクリックします。
  12. 読み込み成功画面
  13. OKをクリックします。
  14. OKボタン画面
  15. マイナンバーカードに登録されている情報を読み込みます。以降の個人情報の入力が最初から入っている状態になります。
  16. マイナンバーカード情報読み込み マイナンバーカード情報読み込み2
  17. 申告書等を作成するをクリックします。
  18. 申告書作成画面
  19. 次へ進むをクリックします。
  20. 必要情報の入力:

  21. 「給与以外に申告する収入はありますか」に「はい」と答えます。 「青色申告の承認を受けていますか」「予定納税額の通知を受けていますか」に「いいえ」と答え、「次に進む」をクリックします。
  22. 必要情報の入力画面

    給与所得の入力:

  23. 「給与所得」を選択し、源泉徴収票の情報を入力します。
  24. 給与所得入力画面 給与所得入力画面2
  25. 入力するをクリック。源泉徴収票の数値をそのまま入力します。すべて入力終わったら入力内容の確認を押します。
  26. 源泉徴収票の入力画面 源泉徴収票の入力画面2
  27. 入力が完了したら、源泉徴収票の給与所得控除後の金額(調整控除後)と同じ数値になっているか確認します。
  28. 給与所得の確認画面

    株式等の譲渡所得の入力:

  29. 「株式等の譲渡所得等」をクリック。
  30. 譲渡所得の入力画面
  31. 特定口座年間取引報告書の内容を入力するをクリック。
  32. 特定口座報告書の入力画面
  33. データで交付された特定口座年間取引報告書の入力をクリック。
  34. データ入力画面
  35. ファイルを選択をクリック。証券会社から提供されたxmlデータを選択。次へ進むをクリック。
  36. ファイル選択画面
  37. 選択したファイルを読み込むをクリック。
  38. ファイル読み込み画面
  39. 入力終了(次へ)をクリック。
  40. 選択したファイルを読み込む画面
  41. 下に画面スクロールさせて令和4年分の申告で上場株式等に係る譲渡損失の金額を繰り越した方をいいえ押して、入力終了(次へ)をクリック。
  42. 画面スクロールと選択画面
  43. 確認終了(次へ)をクリック。
  44. 確認完了画面
  45. データが一致していれば、「入力終了(次へ)」をクリックします。
  46. データ一致確認画面

    寄付金控除の入力:

  47. 寄付金控除の入力するをクリック。
  48. 寄付金控除入力画面
  49. 入力するをクリック。
  50. 寄付金控除次へ入力画面
  51. 手入力の場合、寄付金受領証明書の情報を基に寄付日、寄付金の種類、自治体の情報、金額を入力します。
  52. 手入力寄付金データ入力画面
  53. 全て入力し終えたら、合計金額が正しいか確認し、「次へ」を進みます。すべての入力が完了したら、最終的な確認を行い、「入力終了(次へ)」をクリックして計算結果を確認します。
  54. 最終確認計算結果画面
  55. 寄付金控除の金額は、寄付金合計金額-¥2000になっていればOKです。入力終了(次へ)をクリックします。確認画面が表示されます。給与、株式譲渡、寄付金の数値に間違いなければ、キャンセル押します。
  56. 寄付金控除の確認画面
  57. 最終的な結果が出ます。今回は納付金額が932,700円なので納税が必要です。
  58. 最終確認画面
  59. つぎへをクリックすると確認ウインドウが出ます。OKクリックします。
  60. 最終確認ウインドウ
  61. 財産債務調書画面で該当ないのでそのまま入力終了(次へ)をクリックします。
  62. 財産債務調書画面
  63. 納付の確認画面。個人情報に間違いないか確認して、令和6年1月1日の住所を「はい」クリックして次へ進むをクリックします。
  64. 住所確認画面 1月1日の住所画像 住所確認画面次へ進む画像
  65. 家族全員のマイナンバー番号を入力して、次へ進むをクリックします。
  66. マイナンバー入力画面

    送信の手続き:

  67. 送信前の最終確認を行い、「帳票表示・印刷」をクリックして内容を確認します。
  68. 帳票表示・印刷画面
  69. すべて正しい場合、「申告書に添付するデータ(xmlデータ)の送信」で「すべていいえ」を選択し、QRコードにチェックいれて次へ進むをクリックします。
  70. 送信オプション選択画面 送信オプション選択画面2
  71. マイナンバーカードのQRコードを選択し、マイナポータルアプリで読み取り、送信を開始します。
  72. マイナンバーカードQRコード読取

    送信完了と確認:

    送信が完了したら、確定申告の手続きは完了です。最後に送信完了の確認画面が表示されて終了になります。お疲れ様でした。
    以上のステップに沿って、株式譲渡利益とふるさと納税に関する確定申告を行うことができます。確定申告は正確さが求められるため、各ステップを慎重に確認しながら進めてください。また、不明点がある場合は、国税庁のホームページや専門家に相談することをお勧めします。

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