目次
1. 確定申告とは?
毎年この時期になるとやってくる確定申告。年に一度のことなので、やり方を忘れてしまう人も多いのではないでしょうか?
確定申告とは、1年間の所得を税務署に報告し、納める税額を確定させる手続きです。給与所得者であれば会社が年末調整を行ってくれますが、投資や副業をしている場合は確定申告が必要になります。
2. 今年の確定申告で申告する項目
2025年の確定申告で私が申告する主な項目は以下の通りです:
- ふるさと納税
- 株式の損益計上
- FXの損益計上
特に2024年は投資がマイナスだったため、今年の利益と相殺することで節税につなげたいと考えています。
3. 申告前に準備する書類
確定申告をスムーズに行うために、以下の書類を準備しておきましょう。
- スマートフォンとマイナポータルアプリ
- マイナンバーカード(自分・配偶者・扶養親族がいる場合はその分も)
- 源泉徴収票
- 寄付金受領証明書(ふるさと納税)
- 特定口座年間取引報告書(株式)
- 年間損益報告書(FX)
特に、株式やFXの損益計上をする場合、証券会社やFX業者からの年間取引報告書の取得を忘れずに。確定申告の際にデータを正しく入力するために重要な資料です。
4. 確定申告の手順(PC版)
確定申告の手続きは、国税庁の確定申告書作成コーナーを利用するとスムーズに進められます。以下の手順に沿って進めましょう。
- Google検索で「確定申告」と検索し、国税庁の確定申告コーナーにアクセス
- 「申告書等を作成する」→「作成開始」を選択
- 「マイナンバーカードをお持ちですか?」→「はい」
- 「認証方法の選択」→「スマートフォンを使用する」
- 「作成する申告書等と年分を選択」→「令和6年分の申告書等の作成」→「所得税」
- 「マイナポータル連携の選択」→「連携しないで申告書等を作成する」
- スマートフォンにマイナポータルアプリをインストール(未インストールの場合)
- マイナポータルアプリでQRコードを読み取り、マイナンバーカードを認証
ここまでの作業で、申告書作成に必要な基本情報が自動入力されます。これにより、手入力の手間が省け、正確なデータが反映されるようになります。
申告する所得の選択で、給与、株式等の譲渡、先物取引にチェックを入れます。それぞれ源泉徴収票、株式、FXの情報を入力するためです。
まず給与所得を入力していきます。これはフォーマットが決まっていて、図解もあるので迷う部分はすくないです。図と源泉徴収票を見ながら入力。支払金額の合計の金額が源泉徴収票をあっているか確認。違っていたら入力まちがっているので修正します。
5. 株式取引の損益計上のポイント
株式を売却した場合、確定申告での損益計上が必要になります。以下の手順で入力を進めます。
- 「申告する特定口座での取引はありますか?」→「はい」
- 「申告する特定口座において支払いを受けた上場株式等の配当等はありますか?」→「はい」
- 「配当所得の課税方法を選択してください。」→「申告分離課税」(重要)
- 特定口座年間取引報告書の内容を転記
- 上場株式等に係る譲渡損失の繰越控除の有無を確認
「申告分離課税」を選択することで、来年以降に繰越控除が可能になり、節税効果が期待できます。
6. FXの損益計上のポイント
FX取引の損益も申告が必要です。入力手順は以下の通りです。
- 「先物取引に係る雑所得等の一覧」→「所得区分は雑所得を選択」
- 「種類」は「外国為替取引」を選択
- 「決済方法」は「仕切」を選択
- 「差金等決済に係る利益又は損失の額(円)」→売買損益を入力
- 「その他の収入(円)」→スワップポイントの収益を入力
- 「手数料」→該当する場合は入力(LIGHTFXなど手数料無料の場合は0円)
FXの収益はスワップポイントを含めて計算されますので、取引履歴を確認しながら正確に入力しましょう。
7. ふるさと納税の申告方法
ふるさと納税を行った場合、税控除を受けるために申告が必要です。以下の手順で入力を進めましょう。
- 「ふるさと納税などの寄附をした方」→チェックを入れる
- 寄付金受領証明書を用意
- 「寄附年月日」・「寄附金の種類」・「寄附先の所在地」・「寄附金の金額」を入力
- 寄附先の名称は自動入力されるため、そのままでOK
- ふるさと納税控除額が反映されているか確認
控除額が正しく反映されていることを確認し、入力ミスがないようにしましょう。
8. 所得控除と税額控除の確認
源泉徴収票で入力した内容と控除が正しく反映されているか確認します。重要なポイントは以下の通りです。
- 配偶者控除・扶養親族控除が正しく適用されているか
- ふるさと納税の寄付金控除が適用されているか
- 株式やFXの損益が来年以降に繰越控除されるか
税金の還付額や納付額が最終計算で変わることがあるので、しっかりと確認しましょう。
9. 確定申告の提出と送信方法
申告内容が確定したら、以下の手順で提出します。
- 「基本情報の入力画面」を確認
- マイナンバーの入力(配偶者・扶養親族がいる場合は全員分)
- 申告データをPDFで保管
- 送信準備:「マイナンバーカード認証」をスマートフォンで行う
- マイナポータルアプリでQRコードを読み取り、パスワードを入力
- 送信完了後、控えをダウンロード
送信完了後に、申告内容の控えをしっかり保存しておきましょう。
10. まとめと来年のためのポイント
今年の確定申告を終えて、来年のために以下の点を整理しておきましょう。
- 投資の損益計上は早めに記録しておく
- ふるさと納税の受領証明書はすぐに保管
- マイナンバーカードの更新期限に注意
- FXや株式の収益状況を定期的に確認
確定申告は慣れればそれほど難しくありません。今年の経験を活かし、来年はよりスムーズに申告できるよう準備しましょう!
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